INTERVIEW

インタビュー

「あなたで良かった」は
最大の賛辞
司法書士足立 玲子

自分に合う仕事とは

大学を卒業し、一般企業に事務職として就職。不満はありませんでしたが、知り合いから「あなたにしかできない仕事があるかもね」と言われたことがきっかけで、自分に合う仕事は何か深く考えるようになりました。あるとき調べた司法書士の仕事にピンときて学校に通い始めました。働きながら資格取得に挑戦し続け、合格後はいくつかの司法書士事務所で勤務。出産を機に退所して1年経ったころに出会ったのが赤塚所長です。「うちで働く?」と言っていただき、子育てしながら働くことに。入所してからの事務所の印象は語弊を恐れずに言うと、牧場みたい(笑)。忙しそうにしているけれどキリキリしておらず、どこか牧歌的な雰囲気さえ感じる。質問してもみんながにこやかに答えてくれるあたたかな空間は、今も変わらず私にとって居心地の良い職場です。

司法書士は天職

現在担当する仕事は不動産取引や相続、商業登記が中心ですが、家庭裁判所の申し立てや家族信託、時には債務整理などもあって幅広く携わっています。仕事が多岐にわたるということは、いろんな方と触れ合い、多種多様な事例が経験できるということ。さらに、この事務所は税理士や弁護士との連携もスムーズですのでお客様に喜んでいただけるうえ、自分の勉強にもなります。この環境だからこそ、自分が成長していると実感できます。司法書士には細かな事務作業をおこなう能力と、接客に必要なコミュニケーション能力の両方が必要ですが、私はその両方が大好きです。コツコツと調べ物をする時間も、お客様とお話しをする時間も心から楽しいと感じるので、まさに天職に巡り合えたと思っています。

一人の人間として信頼されたい

この道を選んだとき、「あなたで良かった」と言っていただける仕事がしたいと思っていました。あるお客様との仕事が終わったとき、「足立さんに本当に感謝。足立さんで良かった。足立さんのあたたかさに救われました」とメールをいただいたことがあります。これを見て、一人の人間として信頼していただけたんだなとうれしく思い、当初の目標が叶ったと思いました。司法書士としておこなう手続きは淡々と進めることもできますが、私はお客様に満足していただくため、相手の声に耳を傾け、真摯に向き合っていきたい。この仕事は奥が深いので、15年やってもまだまだと感じる日々です。だからこそ学ぶことを怠らず、自分自身をアップデートし続けていきたいと思っています。